エンジンがかからない、バッテリーが上がったまま、事故で走行不能。そんな「動かない車(不動車)」でも、買取してもらえるケースは多くあります。
相場は状態によって大きく幅があり、目安としては、エンジン故障・事故・水没など重度のケースで0円〜10万円程度、バッテリー上がりなど軽度な始動不良なら実勢相場に近い金額になることもあるものです(2026年7月時点の情報をもとにソウバミル編集部調査)。
この記事では状態別の相場目安、高く売るコツ、業者選びのポイントをまとめて解説します。
なぜ動かない車でも売れるのか
「動かない=価値がない」と思われがちですが、廃車・不動車を専門に扱う買取業者は、中古車としての再販以外にも複数の販路を持っています。
- 部品取りとしての価値:エンジンやミッション、電装パーツなど、走行不能でも状態の良い部品は取り外して部品として販売できるため、車両全体としては動かなくても値がつくことがあります。
- 海外輸出という受け皿:日本国内では年式や状態を理由に値がつきにくい車でも、整備インフラが十分でない国では「多少手をかけてでも長く使える車」として需要があり、輸出向けの買取ルートに乗るケースがあります。
- 資源(金属)としての価値:部品としても輸出向けとしても値がつかない場合でも、車体そのものを金属資源として買い取る仕組みがあり、これが「不動車でも0円以上になりやすい」理由の一つです。
こうした複数の販路を持つ廃車・不動車専門業者だからこそ、一般的な中古車買取店では査定対象外になりがちな車でも、値段がつく可能性が出てきます。
状態別の買取相場の目安
車の状態によって、買取可否や相場の傾向は大きく変わります。以下はあくまで一般的な傾向を示す目安であり、実際の金額は車種・年式・市場・エリアによって変動します。最新の金額は各買取サービスで個別に確認することをおすすめします。
| 車の状態 | 買取可否の傾向 | 相場の目安 | 向いている売却先 |
|---|---|---|---|
| バッテリー上がり・一時的な始動不良 | 買取可能なケースが多い | 実勢相場とほぼ変わらない〜数万円減が目安 | 一般買取店・不動車専門業者どちらも可 |
| エンジン不調(始動はするが調子が悪い) | 買取可能なケースが多い | 通常相場より数万円〜10万円程度の減額が目安 | 不動車・事故車専門業者 |
| エンジン故障・焼き付き(始動不可) | 買取可能なケースが多い | 0円〜10万円程度が目安(通常相場から20万円前後〜減額される傾向) | 廃車・不動車専門業者 |
| 事故+不動(修復歴あり・大破) | 買取可能なケースが多い | 0円〜5万円程度が目安 | 事故車専門・輸出対応業者 |
| 水没車(冠水) | 買取可能なケースがある | 0円〜3万円程度が目安(引き取りのみとなるケースも) | 廃車・不動車専門業者(要事前確認) |
| 長期放置車・車検切れ | 買取可能なケースが多い | 放置期間・劣化状態により数万円〜数十万円減額が目安 | 不動車専門業者 |
軽度なトラブル(バッテリー上がりなど)であれば、業者側での簡単なメンテナンスで復活し、実走行車に近い査定額になるケースもあります。一方、エンジンの焼き付きやミッション故障のように修理費が高額になる不具合では、通常の中古車相場から大きく減額されるのが一般的です。
高く売るコツ
- 専門業者を含めて複数見積もりを取る:一般的な一括査定サービスでは不動車が対象外になることがあるため、廃車・不動車専門業者が参加しているサービスを選ぶと査定を受けられる可能性が高まります。
- 状態をできるだけ正確に伝える:「エンジンがかからない」だけでなく、いつから・どんな症状かを伝えることで、査定のズレを減らせる傾向があります。
- 年式・走行距離・海外人気車種かを確認する:海外で人気のある車種・グレードは、国内相場が低くても輸出向けで値がつきやすい傾向があります。
- レッカー・引き取り費用が無料かを確認する:引き取り費用は業者や条件によって数千円〜数万円かかる場合があるため、無料引き取りに対応しているかは事前確認のポイントです。
買取業者の選び方(廃車・不動車専門を選ぶ)
不動車の売却で失敗しないための最大のポイントは、「廃車・不動車専門の買取業者」を選ぶことです。一般的な中古車買取店は動く車を前提に査定するため、不動車は査定対象外、または大幅な減額査定になりやすい傾向があります。
業者選びでは、次の点を確認しておくと安心です。
- 不動車・事故車・水没車の買取実績が豊富か
- レッカー・引き取り費用、廃車手続き代行費用が無料かどうか
- 「0円以上の買取保証」を掲げている場合、その適用条件
- 名義変更や自動車税還付など、手続きの代行範囲
不動車・廃車専門の買取サービスであれば、こうした対応に慣れているケースが多く、スムーズに手続きが進みやすい傾向があります。
必要書類と引き取りの流れ
一般的な普通車の売却では、以下のような書類が必要になります(軽自動車や名義・住所変更の有無によって異なるため、詳細は業者に確認してください)。
- 自動車検査証(車検証)
- 自賠責保険証明書
- 自動車リサイクル券
- 自動車税(種別割)納税証明書
- 実印・印鑑登録証明書(発行から3か月以内が目安)
- 譲渡証明書・委任状(業者指定のフォーマットが多い)
引き取りまでの一般的な流れは次の通りです。
- 廃車・不動車専門の買取サービスに申し込み、車の状態(症状・年式・走行距離など)を伝える
- 電話やオンラインで概算査定を受ける
- 引き取り日程を調整する(立ち会いなしに対応している業者もあります)
- 指定場所まで引き取りに来てもらい、書類を渡す(郵送対応が可能な業者もあります)
- 名義変更・廃車手続き完了後、買取金額が入金される
注意点
注意ポイント
- 提示される金額は車種・年式・状態・市場動向・エリアによって変動するため、本記事の数字はあくまで目安です。最新の相場は各買取サービスで直接確認してください。
- 「必ず高く売れる」「絶対0円以上」といった断定的な表現をしている業者には、条件をよく確認したうえで判断することをおすすめします。
- 契約前にキャンセル料の有無、名義変更・廃車手続きの完了時期(いつ廃車証明書が届くか)を確認しておくと、後のトラブルを避けやすくなります。
- 複数業者から見積もりを取り、金額だけでなく引き取り費用・対応スピードも含めて比較することが、納得のいく売却につながる傾向があります。
よくある質問
Q. エンジンがかからない車でも買取してもらえますか?
結論として、買取可能なケースが多くあります。バッテリー上がりなど軽度なトラブルなら実勢相場に近い金額がつくこともあり、焼き付きなど重度の故障でも、部品取りや海外輸出、資源としての価値により値がつくことがあります。
Q. 車検が切れていても買取してもらえますか?
はい、車検切れでも買取対象になるケースが多いです。廃車・不動車専門の業者であれば、車検切れ・放置車両の取り扱いに慣れていることが多く、相談しやすい傾向があります。
Q. 引き取り費用はかかりますか?
業者によって異なりますが、廃車・不動車専門業者では無料引き取りに対応しているケースが多く見られます。距離や車の状態によって費用が発生する場合もあるため、申し込み前に確認しておくと安心です。
Q. 必要な書類が揃っていなくても売却できますか?
車検証やリサイクル券などを紛失している場合でも、再発行や代替手続きで対応できることが多いです。業者に相談すれば、必要な手続き方法を案内してもらえるケースが一般的です。
Q. 査定額が0円と言われたらどうすればいいですか?
1社の査定だけで判断せず、廃車・不動車専門の複数業者に見積もりを依頼することをおすすめします。業者によって輸出ルートや部品需要が異なるため、評価額に差が出ることがあります。
参考(取得日: 2026年7月)
- 【不動車買取】動かない車でいくら受け取れる? - なびくる
- バッテリー上がりの車は買取してもらえる? - なびくる
- 事故車、廃車、水没車、故障車、不動車を高価買取 - 外車王
- 廃車の買取相場はいくらなのか徹底解説! - ユーカーパック
- 廃車買取カーネクストの廃車買取の流れ
- 車売却の際に印鑑証明は必要? - carseven
※本記事の内容は2026年7月時点の一般的な情報提供を目的としています。買取可否・金額は車両の状態・市場・エリアにより異なるため、実際のお取引の際は各買取サービスで最新情報をご確認ください。
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